「仕事が早い人」は、実は仕事をサボるのが上手な人
毎日遅くまで頑張っているあなたに、まず一つ聞かせてください。
もしかして、抱えているすべての仕事を「100点満点」で終わらせようとしていませんか?
頼まれたら断れなくて、資料はとことん作り込んで、誰かが困っていたら自分が引き受けて——。
そうやって今まで真面目に、誠実に仕事に向き合ってきたんですよね。それって、本当に素晴らしいことだと思います。でも、だからこそ今、あなたは毎晩23時まで会社にいるんじゃないかな、と思って。
「もっとスピードを上げなきゃ」「効率化しなきゃ」と思い続けているあなたに、ちょっと視点を変えてほしいことがあります。
定時に帰る人がやっているのは、作業のスピードアップじゃないんです。
あの人たちがやっているのは、「タスクの断捨離」。
やることを増やすのではなく、やらないことを決めることで、同じ24時間をまったく違う密度で使っているんです。
今日は、頑張り屋さんのあなたが今すぐ始められる「3つのタスク断捨離術」をお伝えしますね。
23時帰宅を卒業するための、3つのタスク断捨離術
01.「とりあえず引き受ける」を1回だけ保留にする
「ちょっとこれお願いできる?」
この一言に、あなたは何秒で「はい、わかりました」と答えていますか?
頼まれたら断れない。断ることで相手に悪い印象を持たれたくない。そう感じてしまうのは、あなたが思いやりのある人だからです。でもね、その優しさが積み重なって、今のタスク過多を作り出しているとしたら?
次から、こう一言だけ添えてみてください。
「今、〇〇の案件を抱えているので、明日以降の着手でも大丈夫ですか?」
断っていないので、角も立ちません。でもこれだけで、「実は急ぎじゃない仕事」がスルスルと入ってくるのを防げます。 本当に急ぎなら相手もそう言ってくれるし、急ぎじゃなければ自然と優先度が下がる。
「引き受ける前に一呼吸」——これが最初の断捨離です。
02.提出物は「60点」の段階で一度上司に見せる
残業の原因ランキング、もし作ったとしたら、これはかなり上位に入ると思います。
「完璧に仕上げてから出そう」と抱え込んで、締め切りギリギリに提出したら「方向性が違う」と言われてやり直し。
心当たり、ありませんか?
真面目な人ほど、「ちゃんと仕上げてから見せないと失礼かも」と思いがちです。でも実は、それが一番時間のロスになっているんです。
試してほしいのは、60点の段階で一度見せること。
「まだラフですが、方向性はこれで合っていますか?」
たったこれだけです。もし方向性がズレていても、この段階なら修正コストはゼロに近い。
逆に、100点まで仕上げてからズレに気づいたら、かけた時間がすべて無駄になってしまう。
60点で確認する人は、結果的に一番早く、一番いいものを出せます。 完成度より方向性。これが賢い仕事の進め方です。
03.自分じゃなくてもいい仕事は、遠慮なくパスする
「自分がやった方が早いから」
このセリフ、最近言っていませんか? あるいは、心の中で思っていませんか?
マニュアルがある定型業務、他のメンバーでも対応できる問い合わせ、自分の専門外なのに引き受けてしまったタスク——。
こういったものを「人に頼むのも申し訳ないし、自分でやるか」と黙って背負い込むのが、残業沼への入り口です。
「頼むのが申し訳ない」「教える手間の方がかかる」——その気持ちはわかります。
でも少し立ち止まって考えてみてほしいのです。
あなたが一人で抱え込むことで、チームの誰かが成長する機会を奪っているかもしれない、ということを。
周りに任せることは、サボりじゃありません。チームとして機能することです。あなたにしかできない仕事に集中するために、他の人に遠慮なくパスしてみてください。
あなたの人生の時間は、会社の仕事だけで埋めたらもったいない
真面目に、誠実に、全力で仕事に向き合ってきたあなたへ。
全部を完璧にやらなくて、大丈夫です。
今日からすべてを変えようとしなくていいです。ただ一つだけ、試してみてほしいことがあります。
「あ、これは60点で出してみよう」
その一言を、今日の仕事の中で一度だけ、自分に言ってあげてください。
仕事は、速さや完璧さを競うものじゃなくて、毎日気持ちよく帰れることも、大切なゴールの一つです。
あなたの夜に、もっと自由な時間が増えますように。帰り道にお気に入りのカフェに寄れる日が、少しずつ増えていくといいな、と思っています。
「頑張りすぎている自分」に気づけたあなたは、もう一歩踏み出せています。
焦らず、少しずつ。頑張り過ぎないを意識してみましょう。

